ミッション・ビジョン・バリュー

株式会社たまねっとについて

代表あいさつ〜楽しいを仕事にする〜

私は大卒後に流通業に就職をし4年間、その後保育専門学校に2年通い、卒業後は保育士として6年間働きました。それぞれで多くのことを学び、体験することができたことは本当に幸いでした。しかし無理な働き方もたたってしまい、心身の健康に不安を抱えるようになりました。また、仕事を通して自身を思い切って表現したい！と思うようになった時に、独立を考えるようになりました。組織から離れて独りで生活していけるのか？？もちろん不安ではありましたが、失敗したらまたやり直せばいいと思いましたし、このままやってみたいという気持ちに蓋をしたまま、定年まで嫌々働き続けることを想像するととても恐怖に感じましたので、思い切って個人事業主となりました。

貯金もあまりなかったので、身の丈にあったスモールビジネスとして、移動販売のたこ焼き屋をスタートしました。

起業当初は出店場所も少なく、アルバイトをしながらのギリギリの生活でした。本当に水、バナナ、うまい棒が定番の食事でした。それでも何でも自分で考え決められる、結果も成果も自分次第。不安よりも楽しくて仕方がなく、日々充実していました。

独立したことで様々なタイプの方々と出会えるようになりました。自身の世界はどんどん広がり、自分が変わっていくことが楽しくもあり、何事にも積極的になりました。どちらかというと人目を気にしながら生活しているようなタイプの人間でしたが、独立して誰にも頼らず自分自身でやらざるを得ない状況に追い込んだことで、だいぶ図々しく生きられるようになりました。

とある農家さんでのボランティア体験から、環境問題、空き家問題、農業に関心を持ち、空き家を活かし天候に左右されない水耕栽培事業に取り組みました。にんにくスプラウトを栽培し飲食店向けに卸売りや、ネット販売を行いました（令和元年に事業売却済み）。それがきっかけで、地場野菜を扱うベンチャー企業の立上げにも関わることにもなりました。

知らない世界に飛び込んでいくことで、たくさんの気付きに出会えました。読書やニュースだけでは得られなかった気付きに溢れていました。

株式会社たまねっとの前身となる、移動販売「くるまるしぇ」を立ち上げたのも、人々との出会いの中で、社会にある課題に気付き解決したいと考えたことがきっかけです。

周囲からの協力も得ながら、４年間かけて様々な試行錯誤、テスト運用をしてきました。

私は、この移動販売事業をさらに拡げたいと思っています。理由は2つあります。

1つ目は、これほどまでにお客様から感謝されたことがない事業だったからです。買い物することを待ち望んでいるかたがこんなにもいらっしゃることを実感して正直驚きました。これは無くてはならない仕事だと。

2つ目は、特別なスキルや知識がなくても、困っている、待ち望んでいる方々の力になれるからです。ただし、人を思いやる気持ちは必需です。

「○○さんにこの商品もって行ったら喜ぶだろうな」と日々人を想う。そして感謝し、感謝される。独立して本当によかったと私は１２年間ずっと感じています。こうした思いを、サラリーマンとして働いていた頃の自分と同じように、なにか悶々とした境遇の方々にぜひ味わっていただきたい。

あまり難しく考えずに、まずはやってみる、楽しんでみること。今までには得られなかった体験により、これまでとは違った自分自身、潜在的に埋もれていた自身の力に気付かされるはずです。

もちろん楽で気ままなだけではない、サラリーマン時代には感じたこともなかった苦労や悩みはありますが、ぜひ新しい世界に飛び込み、人生をご自身で創り上げていく楽しさを存分に感じていただきたいと願っています。

最後になりますが「株式会社たまねっと」がSDGsの目標でもある、働きがいを持つことに繋がっていくように、これからも日々楽しみながら努力をしていく所存です。

株式会社たまねっと

代表取締役　奥住昌史