老後は不安、お金に追われる生活も嫌だし、投資は必要です
でも、家計が苦しくなる程投資に回すのはさすがに…
気持ちが急くのも分かりますが、まずは家計を把握して浪費をカット
それを投資に回したり、自己投資へ
増えた収入を更に投資へ
僕はペットボトルコーヒーやめて浮いた3千円を積立に
— たこずみ@FP×保育士×複業×副業×個別株×長期積立投資=たこ焼き屋 (@takozumi_FP) May 24, 2021
いきなりですが、皆さんは投資をしていますか?
僕は10年前からやっています。
僕が投資しているのは、個人事業主の退職金としての積立のほか、NISA口座を利用した株式投資、
アメリカの代表的な会社にまとめて投資ができるS &P500という投資信託、
そのほかは金や米ドルなども使って投資運用しています。
投資っていうと特に日本人はギャンブルとか損をするっていうイメージを持っている方が多いです。それなのに、何故そんなに怖いものとされている投資をするのか??
それは、老後になっても老体に鞭打ってお金を稼ぐために働いたり、お金が足りなくなって生活苦になることの方がもっと怖いと僕は考えているからです。
そもそも投資ってギャンブルではないですし、知識を持った上で始めれば割と安全に資産運用をすることができる本当に優れた手段だと思います。
ちなみに僕は10年以上投資はしてきていますが、現に今こうして普通に生活をしています 笑
まあ、投資については後半で書いていきますね。
2000万円では足りない?
さて、今回のブログの題名にある老後2000万円問題ですが、僕は例え2000万円の預貯金があったとしてもそれだけでは足りないのでは?そんな気がしています。というのも
●実家の母がいつも「お金何かとかかるのよね。。」と結構切り詰めた生活をしている。
●認知症の義母と同居しているのですが、介護周辺にかかる費用が諸々ある。
最近になって一気に話題に挙がった老後2000万円問題ですが、年金だけでゆとりある生活ができるなんて不可能だよね??って、皆さんなんとなく感じてはいたとは思うんですよね。
とは言え、いざ金融庁から言われるとさすがにちょっとショックですけど・・・(><)
そこで、いったい老後にどのくらい生活費がかかるのか??どのくらい収入があるのかを調べてみました。
下の図1は総務省のサイトから引っ張ってきたのですが
- 食料: 6万5831円
- 交通・通信: 2万8043円
- 教養娯楽 :2万4478円
- 光熱・水道 :1万9725円
- 保健医療 :1万5685円
- 住居 :1万3760円
- 家具・家事用品:9981円
- 被服及び履物:5941円
- 教育:約500円
- その他の消費支出: 7万9615円
上記の月約3.3万円の赤字で夫95歳、妻90歳までの生活費30年間分となると、1200万円くらいが足りなくなりそうです。
年金は夫婦併せて21万6910円と試算、月々の支出は総務庁の「家計調査」の高齢者の無職世帯の平均値から算出。「家計調査」の数値がやや高いかもですが、かけ離れているという数字もありません。寿命についても、近年の平均寿命の伸び率を考えれば妥当な数字かと。
家計調査によれば、老後に賃貸住宅で暮らす人は約1割程度しかいないそうです。そのため金額の平均はかなり低くなってしまいます。高齢世帯における家賃の標準は4~6万円くらいなので、賃貸住宅で暮らす場合は、その分の家賃を計画しておく必要があります。
消費支出のトップは「食料」。夫婦2人で約7万は少し高いような気もしますが。5万円を超えている「その他の消費支出」には、化粧品や交際費などが含まれています。
とても重要なのは、今後の情勢が以下のようであると予想されていることと、この項目に入っていない必要な資金があることです。
- 今後も寿命が伸びると推測される
- 退職金が減少傾向にある
- 年金支給額が減少すると推測される
- 年金支給時期が後ろ倒しに
例えば、高齢者向けの施設に入るためのお金や介護を円滑にするための自宅のリフォーム費用などは、家計調査に含まれていません。
ちなみに僕は、仕事柄高齢者施設に出向くことが多いのですが、特養などは入居金がゼロというところが多いです。そのため入居待ち状態です。それ以外の多くは数百万円〜、高級なところですと数千万円かかるところもあるんですよ!!
さらに冠婚葬祭の費用や孫などのお祝いといったものも、この調査に入っていないのです。
実家の母も親戚の入学祝い、成人式のお祝い、葬儀のたびにため息をついています。。
上記のような資金を足すと、資金不足は2000万円では収まらないということになります。バリアフリーのためのリフォーム費用や高齢者住宅に入るために必要な費用。
それから以外とかかるのが介護用のオムツやパッド代、介護保険サービスの点数内で収まらない、実費部分です!あっという間に数万円は飛んでいきますから。。
とにかく介護サービス利用に関しては、国の財政問題もあって今後年々負担費用も増えてくるでしょうし、介護の状態によっても変わってくるので、より費用がかかる可能性があることは覚えておいたほうが良いと思います。
預貯金だけでは資金は減る一方
日本の経済がどんどん成長していた頃は、銀行の金利も5パーセント程あったので、預けておくだけで預貯金はどんどん増えていきました。
退職金もそれなりに貰えたし、年金支給額もそれなりにありましたので老後について特に心配しなくても問題はありませんでした。
しかし現在の銀行の金利といえば、例えば僕が普段利用している大手都市銀行の金利は年利で0、02%です。
100万円を1年間預けていてもらえる利息は200円です。一回振込したら手数料取られて消えてしまう額です。。。
僕は個人事業主ということもあって収入も不安定ですし、厚生年金にも10年間しか加入していないので結構老後に関してはかなり不安感を持っています。
おそらく僕のようにちっぽけな個人事業主のみならず、正社員、派遣労働、パート、アルバイト、もはや全ての日本国民が抱いている不安感ではないでしょうか。
日本の景気は日経平均株価はとりあえず上がっていますが、足元の物価は下がり続けるデフレ経済です。物価が下がるということは、企業にとっては売上が減るわけですから、コストカットのために人件費を削減する、給料も上がるどころか下がる方向です。
景気悪いとしか思えないですよね。。
にもかかわらず国は緊縮財政といっては税金をあげたり、予算を削ることばかりです。
正直なところ腹は立ちますが、文句ばかり言っていても誰も助けてはくれませんから、菅首相が話していたように自助努力するしかなさそうです(この発言にも腹立ちますが)。
時間と複利を味方にする
ではこれからどうしていけばよいのかを考えていきましょう。
72の法則! 投資している方なら耳にしたことがあるかもしれません。
複利を前提に、72÷金利=現金が2倍になる年数
●例えば100万円を金利0.02%で運用すると
72÷0.02=3600年 →100万円が200万円になるのに3600年かかります!生きていられる人いないですよね。。。
●僕が積み立てているS &P500の投資信託の直近1年の利回り26%で運用すると
72÷26=2.76年 →100万円が200万円になるのにたったの2.76年
これはあくまでパフォーマンスが良い年をピックアップしたからではありますが、金利を味方につけるをわかりやすく考えるには良い法則だと思います。
以下は元金100万円を年利5%で運用した例です。
例え、いきなり100万円を運用できなくても毎月5万円を年利5%で30年運用すると、
最終的には41,612,932円にもなるんです。元本は1800万円+運用収益がなんと2361,3万円にもなります。収益が元本以上になってしまうんです。
3万円を5%で30年間運用しても最終積立金学は2500万円くらいになります。
贅沢な老後が遅れるかどうかは別としてとりあえず2000万円以上は確保することができるんです。
でもここで絶対に利益が出るとは限らないでしょ!?という疑問が湧いてくるはずです。
もちろん絶対という保証はありませんが、そこは時間をかけるということでかなりリスクを減らせることができます。
以下はS &P500の投資信託のここ10年間の値動きです。
皆さんも耳にしたことはあるかと思いますが、リーマンショックや最近ではコロナショックなど。
短期的には下がってしまうことももちろんありますが、都度景気は持ち直し株価も力強く持ち直してきました。
また、世界の人口は今後も増えて続けていきますので世界の経済全体で考えても緩やかに成長していくものと予想されます。
また、金利の効果が加速度的に顕れてくるのは15年くらい経ってからですので、何よりじっくりと
時間を味方に運用していくことが大切になってきます。
以上、老後にかかるであろう生活費、不足するであろう金額、金利と時間を味方につけての運用について見てきました。銀行預金は保管機能としては安全ですが、増やすことに関しては心許ないですし、もったいないかと思います。
毎月コツコツと運用を始めていきましょう
以上のことからも、投資はしていくべきだと思います。
まとまったお金もないし、株価の値動きを会社で働きながら追うなんてことはもってのほか!とても投資なんか出来ない??
そんなことはありません、まずは毎月数千円ずつでも良いと思います。初めて見ることが重要です!
最近はLINEとかpaypayなどからもアプリを使った簡単な証券口座も出てきています。
自分にあった証券口座を見つけて、毎月コツコツと引き落としで積み立てていけば良いのです。
値動きも気にすることなく、ただただひたすら老後が来るまで放っておけば良いだけのことです。
時間を味方にするためには、気づいたときからなるべく早くスタートすることが大事。
老後に向けての準備を始めただけでもお金の不安感はだいぶ和らぎますので、今を充分に楽しむためにもぜひ無理ない積立投資を始めてみましょう。
証券口座の開設の仕方、どんなものを買ったら良いのか?初めてのことはわからないことだらけです、どんなことでも構いませんので何か気になることがありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。