伏兵!?介護問題
歳をとったら食欲も無くなるし、物欲も無くなるし??ガンガン外で遊ぶこともなくなるから、生活費は結構抑えられるんだろうなー
なんとなくそう思っていましたが、完全に誤りでした。。
現在僕は、妻と妻の母(義母)と、僕の3人で暮らしています。
僕は一応長男なので、妻の実家で暮らすと実家の母に話したとき、なんでうちじゃないの!って若干キレ気味で文句言ってました(^_^;)
昭和感ですね 笑
ここだけの話、実家でカミさんと僕の両親、弟の5人とかで暮らしたら。。
絶対に嫁姑問題勃発するでしょ!?そんなこと想像したらもう恐ろしくて。。。😭
先手を打って、マスオさんを選んだわけです!!
というのも半分本当の話なんですが、一番大きかったのは、結婚した当時には義父はすでに亡くなっていまして、義母はひとり暮らしでした。その上、呼吸器に障がいがありましたので
一緒に暮らした方が安心だな、というところでした。
この判断は正解でした。年齢を重ねるにつれて少しずつ認知症の症状も進んできましたし、体力も落ちていくので酷い時は毎週末になると肺炎を発症させて入院。
その都度、仕事を休まなければならなく、僕は観光地で商売をしているので週末の売り上げの比率がとても大きく、半端ない収入源で正直困ったりもしました。義母にはかわいそうだけれど。。
介護にかかるお金
現在は一緒に暮らし始めて12年間ほど経ちましたが、週に5日間のデイサービス、週末はお泊り、お休みの日は訪問看護、訪問歯科、etc...
義母の状況は常に変化していくので、僕ら夫婦の働き方に合わせて利用する介護サービスも常に変化させていきます。
ケアマネージャーさんも都度こちらの要望にあったサービスを組み入れてくださり、本当に大変なことだと思いますが、こちらとしては本当にありがたいことです。
義母の場合は1ヶ月あたり30万円ちょっとの介護サービス費用がかかっています!!!
びっくりですよね!
でも、これらは介護保険の範囲内で利用することができます。
なので、1割負担ですので約3万円ちょいです。恐ろしくありがたいです!!!!
30万円請求されたら、うちは破綻します(゚o゚;;
その他の実費としては、オムツ、パッド、ポータブルトイレの消臭液、おしり拭き、介護道具のレンタル費用、バリヤフリー工事、ショートステイ費用、その際の食事代
自治体によってはオムツの支給といった独自のサービスもあったりします。
民間の保険会社さんの調べによると介護費用の自己負担はだいたい1ヶ月で4万円〜5万円といったところだそうです。
でもオムツやらおしりふきなど日用品はその使う量が増えれば増えるほど、費用もかさんでいきます。オムツって結構金額が張りますからね。。
先の見通しが利かないのが介護
1ヶ月4〜5万円くらいならなんとかやっていけるかな?って思うかもしれませんが、冷静に考えてみましょう。
例えば、育児に関する費用の場合は子どもが成長するにつれて、育児の負担は少しずつ減っていきます。
教育費などはどんどん増えていきますが、それも子どもが就職することでとりあえずはなくなります。
それに比べて介護は、介護される方の寿命の間はずーっとかかります。
つまり、1ヶ月5万円実費としてかかっているとすると、例えば5年間介護したとすると
5万円×12ヶ月×5年=300万円
データとしては要介護状態になってから亡くなるまでの平均的な年数は5年間と言われていますので平均的には300万円ですね。
でも、日本は長寿化がどんどん進んでいますし、100年時代とも言われていますからかなりの長期戦になるのかと予想されます。
10年間なら600万円ですね。
高齢者施設もいろいろあります
僕は高齢者施設を回る移動スーパーを運営しているので、サービス付き高齢者住宅や、介護付き有料高齢者施設さんなどに出入りをしています。
施設によっては入居金も必要になったりもします。高級な施設ですと入居金だけでも数千万円から1億円なんてところもあるんですよ!
施設内に様々な遊戯施設やプール、レストランまで設置されていてできるなら僕もこんな施設に入居して優雅な老後を過ごしてみたいです(無理だろな...)
金額的にまあ普通の施設で暮らしていらっしゃる方々のお金的な話を聞けることもありますが、優雅に見えても実際のところは大変みたいです。
年金だけで費用がまかなえるかと思っていたが、実際ははみ出してしまうことがほとんど。
もう、大変よって。その方は年金で23万円くらいあるそうですが、1ヶ月にかかる費用は27万円ちょっとくらいだそうです。
つまり毎月、数万円はご自身の貯金などから切り崩していく生活なわけです。
特別養護老人ホームといった公的な施設に入居できれば、費用は割と安く抑えられますが、ものすごい人気なので入居するのに順番待ちっていうところがほとんどだと思います。
空いていたとしても、いまひとつ気に入らなかったりする場合も多々ありますし。
まとめ
老後2000万円問題もあり、なんとなく2000万円あればなんとかなる?って考えがちですが、それはそれぞれの資産や年金額によってずいぶん変わってきます。
もちろん、介護もそうですし、介護=医療とも関連してきますから介護費、医療費...
うちみたいに在宅介護であっても、施設利用であってもそれぞれに費用は発生しますので、それらについても老後に必要な費用として早めに算段しておく必要はあるかと思います。
もし、親の資産が少なかったら...
負担するのは子になる可能性も十分に考えられますからね。
夫婦はもちろんのこと、親子でもしっかりと老後、介護について考えておくことで
ほぼ確実に誰にでも訪れる介護に慌てずにすむのではないでしょうか。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。